施術台を「買う」以外の道をつくってきた会社
ウィリアムス・ヘルスケア・システムズ・ジャパン株式会社が扱うゼニスのトムソンテーブルは、多くの治療院が一括購入でそろえてきた治療台です。その入手方法に対して、月額定額のレンタルという別の入り口を用意しました。契約は最低6か月から始められ、料金の中に修理とメンテナンスの費用まで組み込まれています。毎月の支出を一定に保ったまま、機器の状態を気にせず施術へ向き合える形になっています。
王子スターズ接骨院の導入では、関東エリアで1台あたり40万円弱、これに運送・設置作業費用の5万円を足した金額で初期導入がかないました。月々の負担は税別5万5千円のみです。ウィリアムス・ヘルスケア・システムズ・ジャパン株式会社の顧客のうち、およそ7割がこのレンタルを選んでいます。
開業のスタートで、資金をどこに残すか
新しく治療院を立ち上げる場面では、物件の敷金や礼金、内装の改装費と、まとまった出費が続いていきます。ゼニス・トムソンテーブルは1台200〜300万円という価格帯のため、ここまで購入でそろえると負担が一気に重くなります。大泉学園コモドカイロプラクティックの平後園章院長は、前職から11年使い続けたゼニスを新しい院でも使いたいと考え、初期費用のいらない月額レンタルで開業費用を圧縮しました。
台数が増えるほど、購入とレンタルの差は開いていきます。王子スターズ接骨院の福岡宏則代表は、売上を確保するにはベッドが3台必要だと見込んでいました。購入なら1,000万円弱に届く規模でしたが、月額レンタルだったからこそ開業初日から3台をそろえられたと振り返ります。1日に施術する患者さんは1台あたり15〜20人。稼働率が高い現場ほど、この選び方が効いてきます。
中古でも、新品と見分けがつかない状態へ
レンタルで届くベッドには中古を用いますが、提供の前に専門整備士がオーバーホールを行っています。福岡代表は、届いたベッドが新品と言っても通用するほどきれいだったと話していました。院内のテーマカラーに合わせてネイビーで注文でき、不要なオプションを外して欲しかった仕様を足す調整も、初期費用の範囲でまかなわれています。正直なところ、色や装備まで追加費用なしで整えられる柔軟さは、取材していて印象に残りました。
消耗品まわりの動きも早く、大泉学園コモドカイロプラクティックでは、フェイスシートのような備品を素早く届けてもらえたといいます。患者さんに気持ちよく台を使ってもらうための細かな品も、その都度待たされずに補充できる。日々の運営では、こうした小さな速さが積み重なって効いてきます。
契約前に、自分の院で見極める
長期の約束をいきなり交わす必要はありません。6か月から始められる形は、実際の使い勝手を自分の現場で確かめてから続けるかどうかを判断する余地を残しています。使い方に迷いが出たときには、活用方法の提案やセミナーへの参加という受け皿も並行して用意されています。日々のやり取りはLINEで写真を送れば済み、川口市戸塚東の事務所まで足を運ばなくても話が前に進みます。契約は6か月後の継続もできるため、院の状況を見ながら判断していけます。


